千葉三大ラーメン【鈴屋】の帰り道に、カフェ「香豆珈琲」さんに立ち寄ってきました。
お目当てのカフェは別にあったのですがまさかの休業日。
急いで近くのカフェを調べて検索の1番最初に出てきたのが、こちらの「香豆珈琲」。
― 隠れ家カフェ「香豆珈琲」で味わう、丁寧な時間 ―
ナビに導かれるままに車を走らせていくと、道はどんどん細くなり、緑が深まっていきます。
「本当にこの先にカフェがあるの?」と少し不安になるような道を進んでいくと、ふっと現れる一軒のウッディな建物。それが「香豆珈琲」さんでした。
木のぬくもりが感じられる、大人のための空間
お店の外観はまるで山小屋のよう。自然の中に溶け込むような佇まいで、まさに“隠れ家”という言葉がぴったりです。
店内に一歩足を踏み入れると、木の香りと静けさに包まれて、自然と呼吸が深くなる感じがしました。
カウンター席、テーブル席ともにゆったりと配置されていて、他のお客さんの存在も気になりません。BGMも控えめで、話し声さえもどこか遠慮がち。そんな空間が心地よくて、すぐに「また来たい」と思いました。
細部まで行き届いた、美意識と清潔感。
おしゃれなカフェは増えてきたけれど、「香豆珈琲」さんはちょっと違います。
特別に豪華なインテリアというわけではないのに、一つひとつのアイテムの選び方や置き方に、確かなセンスと静かなこだわりを感じます。
特に印象に残ったのがトイレでね。とてもきれいで、ペーパータオルの入れ物まで「え、これどこで買えるの?」と思うほど素敵でした。
「丁寧に暮らしている人のお店」って、こういうところに表れるんだなと感じました。
一杯ずつ淹れる、特別な時間。
注文をしてからの待ち時間は少し長め。でも、それもまたこのカフェの魅力です。
オーナーさんがひとつひとつ丁寧に珈琲を淹れてくださっているのが見えました。
その様子は、まるで“飲み物を作る”というより“作品を仕上げる”よう。
急かす気持ちは自然と消えて、「待つ時間」さえも贅沢に感じられる…そんなひとときでした。
心あたたまる接客
オーナーさんは口数が少ない方ですが、無愛想という感じでは全くなく、静かな笑顔で迎えてくださいました。
入店時も、そして帰り際も、きちんとこちらを見て「ありがとうございました」と挨拶してくれるその姿に、誠実さがにじみ出ています。
帰り際、「すみません、挨拶に行けなくて」とわざわざお店のカードを手渡してくださったのも印象的でした。
静かで控えめだけど、人を大切にしているのが伝わってくる…そんな優しい人柄が、このお店全体の空気を作っているのだと思います。
甘さ控えめ、大人のためのプリンと珈琲
この日は、夫が珈琲を、私はカフェオレを注文。そして、ふたりとも迷わずプリンを選びました。
提供されたプリンは、しっかりとした固さのある、クラシカルなタイプ。カラメルのほろ苦さと、プリンのほどよい甘さが絶妙で、大人にこそ食べてほしい味わいでした。
飲み物との相性もぴったりで、思わず一口ひとくちをゆっくり味わってしまいました。
この時間が終わってほしくないな、と思うほどに心が満たされる味。
お会計はふたりで2500円しないくらい。味も雰囲気も、丁寧な接客もふくめて、この金額はちょっと信じられないくらいです。
「また来たい」と思える内緒にしたい場所
「香豆珈琲」さんは、SNSでバズるような派手さはありません。
でも、一度訪れたら忘れられない、静かであたたかな時間をくれる場所です。
鋸山の近くに行かれる方、喧騒から少し離れて静かに過ごしたい方に、ぜひこっそりおすすめしたい…そんな宝物のようなカフェでした。
【店舗情報】
- 店名:香豆珈琲
- エリア:千葉県 鋸山近く
- 雰囲気:木のぬくもり感じる隠れ家カフェ
- 駐車場:あり 専用の駐車場と、その隣にコインパーキングもあります。
- 価格帯:ドリンク&デザートで1000円前後/人
カフェでのんびりするなんて本当に久しぶりで、最高に贅沢な時間でした。
駅周辺のカフェは、PCを開いて仕事を頑張っている人や、おしゃべりに夢中な人、何となく忙しそうな人でいっぱいで、そんなカフェから見える景色は足早に目的地に向かう人たちでいっぱい。
窓に目をやると緑が広がっていて、ガチャガチャとした雰囲気もなく静かで穏やかな時間が流れるお店での時間は、非日常的でとても癒されました。
ご褒美にまた立ち寄りたいそんなカフェでした。
限定のいちごのスイーツ食べてる人がいて、すごくおいしそうだったなー。。
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